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17日、英誌エコノミストは、中国政府は国民のマイクロブログの“つぶやき”を通じ、人心掌握と言論監視を同時に行おうとしていると指摘した。写真は中国のマイクロブログの画面。
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2012年3月17日、英誌エコノミストは「マイクロブログの力」と題する記事を掲載し、中国政府は国民の“つぶやき”を通じ、人心掌握と言論監視を同時に行おうとしていると指摘した。19日付で環球時報が伝えた。
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中国のマイクロブログ「微博」の利用登録者数は現在約2億5000万人。同誌は歴史上の皇帝2人の手法になぞらえ、中国政府の“つぶやき利用戦略”を分析した。中国では新(8〜23年)の皇帝・王莽(おう・もう)が、「不吉なうわさを流した罪」で当事者を逮捕しうわさの打ち消しに務めたが、8年後に王位を追われた。これに対して後漢(25〜220年)の光武帝は、市民のうわさを積極的に集めさせ、世論の把握と汚職撲滅に成功した。
同誌は、中国政府の微博利用法について「この2つの手法を同時に取り入れている」と指摘。政府関係者や官僚の微博登録件数が5万件を超えたことに触れ、「国民の“つぶやき”に耳を傾けるのは光武帝の手法。政府に不都合な意見を握りつぶすのは、王莽のやり方だ」と分析した。(翻訳・編集/AA)
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