Record China 2012年3月22日(木) 6時16分
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19日、米メディアは、中国経済の成長減速が、経済の回復段階にある米国を不安に陥れ、世界経済全体の衰退を引き起こす可能性があると説いた。写真は10日、コンテナが山積みされた福建省の港。
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2012年3月19日、米CBSは、中国経済の成長減速が、経済の回復段階にある米国を不安に陥れ、世界経済全体の衰退を引き起こす可能性があると説いた。20日付で環球網が伝えた。
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中国の12年1月、2月の輸出高は、前年同期比6.8%の伸びにとどまった。11年第4四半期(10〜12月)の前年同期比の成長率14.2%と比較すると、明らかに減速していることがうかがえる。その原因は2つ。1つは、中国が08年の金融危機以降、世界経済の主要な推進力になったこと。もう1つは、“世界最大の製造工場”が、手持ちの注文を徐々に消化し終えつつあることである。
金融危機前までは、中国の経済的な影響力は、主に消費財の製造や、消費財製造のための原材料へのニーズ、並びにこれら製品の輸出にあった。ところが、金融危機以降、中国の役割は大きく変化し、ブラジル、インド、ロシアなどの新興国とともに、世界経済の成長を牽引するエンジン並びに世界経済の衰退を和らげる緩衝装置となった。
しかし、ここに来て、不動産、建築、鉄鋼などに明らかな失速があらわれているだけでなく、その他の産業も含めて、中国経済は成長減速の危機に直面している。
米国にとって、中国経済の失速は、エネルギーを含めた原材料などに対する中国のニーズが低下することにより、石油価格の下落などにつながるという恩恵もあるが、その一方で、天然ガスなどを含めた米国からの輸出品に対する中国のニーズが減少する可能性が高いという損失も挙げられる。
結局、中国経済の減速は、米国を不安に陥れることになる。なぜなら、中国経済の不振は、世界全体の様々な分野の需要を減らすことにつながり、世界全体を衰退へと導き、ひいては回復段階にある米国経済を破壊する可能性さえあるからである。(翻訳・編集/HA)
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