南北融和ムードの中、脱北者団体「対北朝鮮向けビラ」15万枚散布=韓国ネット「全てを台無しにする行動」「平和への道は本当に大変」

Record China    2018年5月6日(日) 17時10分

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5日、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との間で、先月27日に「板門店宣言」が発表された中、韓国の脱北者団体が対北朝鮮向けのビラを散布した。資料写真。

2018年5月5日、韓国・オーマイニュースによると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との間で、先月27日に「板門店宣言」が発表された中、韓国の脱北者団体が対北朝鮮向けのビラを散布した。

脱北者団体「自由北朝鮮運動連合」のパク・サンハク代表は5日、「対北朝鮮向けビラ15万枚を既に散布した」と表明した。パク代表は5日の昼12時ごろ、京畿道坡州市烏頭山統一展望台駐車場付近のカーシアターに「核の狂人金正恩を倒す」の文字と金委員長の顔が描かれた大型の垂れ幕を掲げ、「対北朝鮮向けビラ散布イベント」に代わり、記者会見を行った。

パク代表は「すこし前まで恐怖を拡散し、大韓民国と世界を恐喝していた金正恩が突然偽りの対話攻勢、偽善平和攻勢に出ると、韓国社会は盲目的に平和の雰囲気に陶酔した」とし、南北首脳会談以降、平和の雰囲気が造成されていることに強い不満を表した。さらに「実戦可能な核ミサイルを完成し、さらなる実験が必要なくなったため廃棄された核実験場を、10年前の(軽水炉の)冷却塔爆破のように芝居の場にしている」とし、金委員長を非難した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「なぜ今、平和の雰囲気をぶち壊そうとするのだ」「南北が和解しようとしているところなのに、全てを台無しにする行動」「国益を損なう行為」「ビラじゃなくて、直接北朝鮮に行って主張しろ」「彼らの活動の資金源を調査しろ」など、ビラ散布への批判の声が寄せられた。

一方で「よくやった」「活動を応援する」など、その活動を肯定的に捉える声もみられた。

また「平和への道は本当に大変だ」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)

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