Record China 2012年3月26日(月) 10時30分
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21日、網易は記事「パンダを溺愛しても生物多様性には無益でしかない」を掲載した。パンダの保護に莫大(ばくだい)な予算が投じられている一方で、大した保護を受けることもなく絶滅の危機にひんしている種もある。写真は山東省煙台市・南山動物園のパンダ。
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2012年3月21日、網易は記事「パンダを溺愛しても生物多様性には無益でしかない」を掲載した。
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先日、台湾に寄贈されたパンダ、団団と圓圓の自然交配失敗が報じられた。圓圓の発情期を逃してしまったのが要因だ。台北動物園は人工授精による繁殖を試みることになる。なぜパンダの交配がニュースになるのか。それは繁殖が極めて困難だからだ。
北京ジャイアントパンダ研究保護基金のデータによると、雌パンダは5歳になってようやく初めての赤ちゃんを産めるようになる。最初の出産から2年近くは発情することがない。しかも発情期は年2日から4日という短さだ。また雄パンダの精子は薄く受胎確率も低い。現在では人工授精の技術が確立したが、そうでなければパンダの種の存続は難しかっただろう。
BBCの著名司会者クリス・ベッカムは「パンダは種としての生存能力が弱すぎる。独自に生存できないのならば、自然に滅ぶのを容認するべきだ。パンダ保護に投じられている資金はその他の種に使うべきだ」と発言して物議を醸した。確かにパンダの保護に莫大な資金が投じられている一方で、ヨウスコウイルカや金絲猴など別の絶滅危惧種に投じられている予算は少ない。パンダにこれほどの資金を注ぎ込む必要があるのか、確かに議論の余地があるだろう。(翻訳・編集/KT)
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