「動物ショー」で6歳の女の子、トラにかまれて死亡―雲南省昆明市

2007年2月22日、「春城晩報」の報道によると、同日午後、雲南省昆明市動物園において6歳の女の子がトラにかまれて死亡する事故が発生した。

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6歳の女の子・瑞欣（ルイ・シン）ちゃんはこの日、母親や親戚とともにトラのショーを観覧した。ショーの終了後に記念撮影を行うとのことで、彼女は係員の指示に従って、いとこたちと3人でトラの後ろに立ち、シャッターが切られるのを待った。カメラがシャッターを切りフラッシュがたかれた瞬間、トラが突然彼女の頭に飛び掛かり、あっという間に口を大きく開けて彼女の頭を飲み込んでしまった。5人の係員はあわてて棒でトラを殴りつけ、約1分後にトラは口を開けて彼女は救出された。瑞欣ちゃんは病院に運ばれたが、1時間後に死亡が確認された。医者によると死亡原因は出血性ショックだという。母親も瑞欣ちゃんを救出しようとした時にトラに左手をかまれてけがを負った。

昆明動物園の責任者である許暁波（シュー・シャオボー）氏は、事故後に動物園のすべての動物ショーを中止し、今回の事故の原因について調査を行うとしている。地元の新聞社によると、この動物園では2002年にもトラがショーの際に共演するロバにけがを負わせるという事故が起きている。昆明動物園の安全管理体制に問題がなかったのか、しっかりとした調査と再発防止策が求められる。(編集・佐々木康弘)