人民網日本語版 2018年5月9日(水) 8時40分
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四川省アバ・チベット族チャン族自治州ブン川県(ブンはさんずいに文)で巨大地震が発生して今年で10年たった。写真は四川大地震の被災地。
四川省アバ・チベット族チャン族自治州ブン川県(ブンはさんずいに文)で巨大地震が発生して今年で10年たった。被災地では、整然と立ち並ぶビルが至るところで見られ、青々とした美しい山や川の中に、被災した人々の「感謝の心」が大いに感じられた。新華社が伝えた。
「5.12」ブン川大地震の震央地となったブン川県映秀鎮は、今やすっかり様変わりし、素晴らしい観光地となっている。クラシカルな雰囲気漂う集落の路面はとても清潔で、レストラン・喫茶店・土産物店が林立し、観光客がスマホで記念撮影をする姿が絶えず目に入る。
映秀鎮中灘堡村の楊雲兵(ヤン・ユンビン)支部書記は、「全国各地から駆けつけてくれた人々が、映秀鎮での緊急救助作業や震災後の再建のために多大な心血を注いでくれた。全国からの大きな愛と支援なしには今日の映秀の復興はあり得なかった。われわれはこの恩を決して忘れることができない」と話した。
ブン川地震被災地の村民たちは恩返しの気持ちと感謝の心を実際の行動で表現した。
2010年に玉樹地震が発生した後、北川のバラック地区で衣類を販売する行商人は、仕入れたばかりの衣類を積んだ小さなトラックを止め、トラックに積んであった衣類を包みなおし、玉樹の被災地に送り届けた。
2017年6月24日、茂県で土砂崩れが発生し、山の中腹にあった村落が土砂で埋まった。映秀の人々は、支援を行うために自らその村落に向かった。多くの被災地住民にとって、心からの公益や他者に対する支援を行う精神は、すでに自ずと湧き出る感覚となっている。
ブン川県は今年、5月12日をブン川「感謝の日」と定めることとした。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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