2018年5月8日、韓国・亜洲経済によると、中国ではメーデー（5月1日）に伴う1週間の連休期間中、韓国へ旅行する「爆買い」客が復活した。韓国の小売業者は歓喜の声を上げている。

韓国の現代百貨店は4月27日〜5月4日の連休中、中国人観光客による売上高が前年同期比80．5％増と急増した。貿易センター店では昨年の2．7倍の売り上げがあったという。同店の中国人客数は48．4％増え、客単価も81．7％増（72万ウォン＝約7万2000円）と大幅に増えた。

現代百貨店によると、中国人客は3月以降に増加が続き、購買力は非常に強いという。ロッテ免税店では中国人客による消費額が大幅に増え、前年同期比45％増だった。売り上げ全体の7割は中国人客によるものだったそうだ。

韓国文化体育観光部と観光発展局がこのほど発表した4月末時点のデータによると、3月に韓国を訪れた中国人客はのべ前年同月比40万3400人を超え、在韓米軍への高高度防衛ミサイル（THAAD）システム配備以降、初めて増加に転じた。しかし、復調したのはまだ個人客のみ。団体ツアー客は戻ってきていないという。（翻訳・編集/大宮）