日本人の勤勉さ、訪日旅行で身をもって知ることができた―中国紙

Record China    2018年5月10日(木) 10時20分

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8日、上海法治報に、日本人の勤勉さを紹介する文章が掲載された。資料写真。

2018年5月8日、上海法治報に、日本人の勤勉さを紹介する文章が掲載された。以下はその概要。

私は先日の訪日旅行で、日本人の勤勉さを身をもって知ることができた。まず、飛行機を降りて向かったトイレで目にしたのは、しゃがんで便器を拭く中年男性の姿だ。私はこの光景に感動して写真を撮影したのだが、ガイドによると日本でこうした光景は珍しくないそうだ。

そして観光地の駐車場では、制服を着た若い男性が車両を誘導する様子が目に留まった。利用者一人ひとりに頭を下げる彼の顔には「この仕事が大好きだ」と言わんばかりの明るい笑顔が終始浮かんでいた。

旅行2日目、大型バスで早朝出発する私たちを温泉ホテルのスタッフらは「謝謝」と書いた紙を掲げて送り出してくれた。立ち寄ったガソリンスタンドでは若い女性従業員がガソリンが注がれる数分の時間を使ってバスのフロントガラスを清掃。折り畳み式の台をさっと持ってくる様はまさに手慣れた動きだった。

私たちが乗ったバスの運転手は50代の男性で、20人以上の荷物を彼一人で毎日積み下ろししてくれた。同行者の一人は「旅行が終わったらガイドから『運転手さんのためにチップを』と声がかかるはず」などと言っていたが、そのようなことはなく、ガイドはわれわれに運転手をねぎらうための日本語を教えてくれただけだった。

こうした出来事は一見、小さなことだが、実際にやるとなるととても難しい。そしてさらに重要なのは、私たちの目には新鮮に映るこれらのことが日本人にとっては当たり前になっているという点だ。中にはこのような日本人をばかにする人がいるかもしれないが、よく考えてみると彼らの行動は他人のためである以上に自分自身のためになっていることが分かるはずだ。小さなことをしようとしない人は、大きなことを成し遂げられない。小さなことをきちんとできない人は、大きなことだってきちんとできない。心を込めて働く日本人の勤勉な精神を私たちは学び、参考にしてみてはどうだろう。(翻訳・編集/野谷

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