「シンガポールには人より犬が多い」中国人留学生が問題発言で奨学金停止に―シンガポール

Record China    2012年3月27日(火) 12時6分

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26日、シンガポールに留学中の中国人留学生が、「シンガポールでは、人より犬の方が多い」と発言したことを理由に、在籍する学校から処分を受けていたことがわかった。資料写真。

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2012年3月26日、シンガポールに留学中の中国人留学生が、「シンガポールでは、人より犬の方が多い」と発言したことを理由に、在籍する学校から処分を受けていたことがわかった。英公共放送BBCの電子版(中国語サイト)の報道。

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この学生は江蘇省出身、25歳の男性で、シンガポール国立大学で機械工学を専攻する4年生。8年前にシンガポール政府の奨学金によってシンガポールへ渡航し、学費のみならず、滞在費もすべて政府から支給されている。

問題発言は先日、“中国版ツイッター”と呼ばれるマイクロブログで飛び出した。「シンガポールの街中では、誤って人にぶつかったりすると相手ににらみつけられる。いちばん面倒なのは口うるさい中年。こちらをにらみつけるか、ブツブツ文句を言ってくる。シンガポールでは、人より犬の方が多いんだ!」この投稿はたちまち地元で反響を呼んだ。「シンガポールでは、働きながら苦学している学生もたくさんいるんだ。いっぽう、彼はシンガポール人の血税を使って勉強している。それなのに、恩義を忘れて我々を侮蔑するとは。大学側には彼への奨学金を停止し、除籍としてもらいたい」。こんな声が相次ぎ、それは大学当局にも届いた。

同学は公聴会を経て、「問題の学生の発言を不当なものとみなし、3000シンガポールドル(約20万円)の罰金に処す」と、この学生への処分を発表。さらに、今学期分の奨学金は停止に、また、3カ月にわたる社会奉仕活動を命じた。学生の卒業はこの分、延期されることになる。なお、この学生はすでに学校側に対して謝罪をしたという。(翻訳・編集/愛玉)

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