世界で人気の日本の餃子、世界で孤立する中国の餃子―中国コラム

Record China    2018年5月11日(金) 11時20分

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10日、中国のポータルサイト・網易は、日本と中国の餃子に関するコラムを掲載した。コラムではそれぞれの特徴がつづられている。資料写真。

2018年5月10日、中国のポータルサイト・網易は、日本と中国の餃子に関するコラムを掲載した。コラムではそれぞれの特徴がつづられている。以下はその概要。

中国では主に東北地方で水餃子が一般的に食べられている。第二次世界大戦時に中国東北地方に赴いていた関東軍や満州開拓団が戦後日本に引き返した際に広め、日本で餃子が一般的な食べ物として普及した。

中国では水餃子の残りを焼いて食べることがあるが、日本の焼き餃子はこれをもとにしているといわれている。焼いた方が香りが良くおかずにも適しているため、日本では焼き餃子が普及したされており、日本で焼き餃子の位置づけはあくまで「おかず」である。この点は水餃子を主食と捉える中国人にはなかなか理解できないことだ。

日本の「餃子の王将」は2005年に中国に進出したが、中国人に受け入れられず2014年に撤退している。中国の餃子の餡(あん)は一般的にニンニクが入っていないが、日本の餃子にはニンニクが入っていることが多く、この違いも受け入れられなかった要因の1つと言える。

日本式の餃子は中国では受け入れられなかったが、仏・パリや英・ロンドンなどには日本の焼き餃子を売りにした「GYOZA BAR」が人気になっており、行列ができることも珍しくないという。中国の本場の水餃子を海外で口にすることもできるが、その多くはチャイナタウンの中にあるレストランで、欧州の各都市にとけ込む日本の焼き餃子とは違い、現地の文化から孤立した存在となっている。(翻訳・編集/内山)

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