安倍首相、台湾・蔡総統との往来を断つと公に表明?―米華字メディア

Record China    2018年5月11日(金) 12時0分

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10日、米華字メディア・多維新聞は9日開かれた日中首脳会談をめぐり、「安倍首相、台湾・蔡総統との往来を断つと公に表明」と題する記事を掲載した。写真は蔡英文総統。

2018年5月10日、米華字メディア・多維新聞は9日開かれた日中首脳会談をめぐり、「安倍首相、台湾・蔡総統との往来を断つと公に表明」と題する記事を掲載した。

安倍首相と李克強(リー・カーチアン)首相との会談は9日、東京・元赤坂の迎賓館で行われた。中国外交部のウェブサイト上には両首脳の発言内容が掲載されており、多維新聞は安倍首相の発言として「日本は日中共同声明の規定に基づき、台湾とは民間の往来を続けるだけだ」との記載がある点に注目。「2007年に訪日した温家宝(ウェン・ジアバオ)首相(当時)に対する意思表示より具体的な内容」「昨年7月の習近平(シー・ジンピン)国家主席との会談の際は『日中共同声明で説明する日本の台湾問題における立場に変化はない』としただけだった」などと説明した上で、「『民間の往来を続けるだけ』という言葉は『政治面での関係切断』という意味を持つ」と分析している。

記事は「これまで安倍政権は台湾問題でこそこそした動きを続けてきた。特に蔡英文(ツァイ・インウェン)総統との関係には親密さが見られた」と就任前の蔡氏訪日時のもてなしぶりなどに言及し、「今回の安倍首相の発言は蔡総統にとっての危険信号。蔡政権との協力を間接的に拒否するに等しい」とも論じている。(翻訳・編集/野谷

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