高い労働コストと離職率が海外企業の最大の問題に―中国

Record China    2012年4月3日(火) 6時34分

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29日、中国に進出した海外企業の多くが労働コストの上昇と高い離職率に悩んでいる。資料写真。

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2012年3月26日、ロイターによると、中国に進出した海外企業の多くが労働コストの上昇と高い離職率に悩んでいる。29日付で環球時報が伝えた。

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芝刈り機や小型エンジン製造などで有名な米ブリッグス・アンド・ストラットン社は、中国市場に進出してすでに数十年の歴史を持っているが、現在は英語のわかるエンジニアや責任者不足と共に、上昇する一方の従業員の給与に悩まされている。

中国人のホワイトカラーは、1つの企業で昇給・昇進を待つのではなく、転職によって待遇改善を図るケースが多いという。同社アジア総裁のマーク・プラム氏は「当社の人材流動率は9〜10%。この率は、他の国・地域ならば相当ひどいとみなされるが、18〜20%が一般的な上海ではまあまあの数字だ」と語る。

在中国米国商工会議所(AmCham-China)が中国市場に進出している米国企業390社に対して行った年度調査によると、43%が「管理者層の人材不足が最大の問題」と回答し、90%が「上昇する労働コストが経営の障害」と答えている。

プラム総裁は「上海では、英語の上手な30歳未満の若い人材ならば、2年以内に企業4社を渡り歩く可能性がある」と現状を説明する。さらに「(本社所在地の)ミルウォーキーならば再就職が非常に難しいため自ら退職する人はいないが、上海ならば100種の仕事が待っている」と語っている。(翻訳・編集/HA)

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