Record China 2018年5月15日(火) 23時40分
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10日、鳳凰網は、中国人がギネス記録に熱中する理由について分析する記事を掲載した。資料写真。
2018年5月10日、鳳凰網は、中国人がギネス記録に熱中する理由について分析する記事を掲載した。
5月1日に西安市で1374機のドローンによる光のパフォーマンスでギネス記録を更新した。本番当日はドローンが制御不能となって墜落するなどの問題もあったものの、リハーサルでは成功しており無事に認定された。
記事は、「中国では他にも多くのギネス世界記録を保持している」と紹介。上海で2.4964トンの月餅を作り、北京で8トンのアイスクリームケーキを作ったほか、5万85人が中国14の都市で同時に広場ダンスを踊ったことなどを挙げた。
そして「中国は人口の多さと経済力によって、『人海戦術』と『銭海戦術』でギネス記録を打ち立てることは難しいことではない」と指摘し、なぜ中国人がギネス記録に熱中するのかを分析した。
記事は、その主な理由を「いい商売になるから」と指摘。例えば、ギネス世界記録の本だけでも、「1955年に第1版が発売されて以降、毎年300万冊以上販売されており、累計では1億冊を超えている」と伝えた。
また、ほかにもテレビ番組、関連グッズ、博物館、企業のマーケティング・プロモーション活動などでも利益が出るため、「率直に言えば、金を出せば世界記録を出せるような計画ができる」とした。
ギネス記録の商業化の大きな一歩は、ギネスが企業のためにマーケティングプランを提供したことだという。例えば、ギネスはBMWのために中国で「前後の幅が最も短い縦列駐車」を計画し、この成功は中国人消費者に深い印象を残したと伝えた。
記事は「こうしたギネスによる提案の費用はわずか4万5000元ほど(約77万円)で、成功した時の広告効果は非常に大きい」と指摘。したがって、「中国におけるギネス記録は、広告のためであり、趣味を商売に替えてしまうものだ」と論じた。(翻訳・編集/山中)
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