中国の習主席が5年ぶりに訪韓か、韓国ネットは反発「来る理由は明らか」

Record China    2019年6月6日(木) 16時0分

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6日、韓国・中央日報は、中国の習近平国家主席が訪韓する方針を固めたと伝えた。写真は習主席。

2019年6月6日、韓国・中央日報は、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が訪韓する方針を固めたと伝えた。

記事によると、ある外交消息筋は「習主席が今月28~29日に大阪で開かれるG20サミットの前に韓国を訪問する」とし、「習主席は米中貿易戦争の激化などさまざまな外交問題を抱えているが、中国の周辺国外交において核心的な役割を担う韓国への訪問をこれ以上後回しにできないと判断した」と説明した。習主席の訪韓が実現すれば、朴槿恵(パク・クネ)政権だった2014年7月以降、約5年ぶりとなる。

習主席の訪韓をめぐっては、先月末に駐韓中国大使館が習主席のために予約していたソウルのホテルをキャンセルしたことで事実上「白紙化した」とみられていた。今回、中国当局が立場を変えた最大の理由について、記事は「米中貿易戦争の激化を受け、中国は味方を確保するための周辺国外交を大々的に強化しており、その中でも韓国が占める地位が他の国より高いため」と説明している。

また北京の外交関係者の間では「習主席は北朝鮮を訪問した後に韓国に向かう」との予想も出ているという。

これに関し、韓国政府当局者は「中韓の首脳が会って朝鮮半島問題を議論する必要性はある」としつつも「首脳会談は最終確定をした後に両国の合意のもと共同発表するのが外交の原則だ」と話したという。

このニュースを受け、韓国のネットユーザーからは「高高度防衛ミサイル(THAAD)問題で韓国に幼稚な報復をしたことを忘れた?韓国政府の賢明な判断が必要な時」「米国に負けそうだからでしょ?文大統領は来るなと言うべきだ。訪中した文大統領が1人でご飯を食べことを思い出すと、腹立たしくて今も眠れない」「来たところで、文大統領は中国にペコペコするだけ。中国は華為の製品を買えと言うだけだろう」「文大統領が習主席にへつらう姿を見たくない」「来る理由は明らか。中国側につけば何かをくれる、米国側につけばTHAADの時の10倍の報復をする、と脅迫するんだ」など、習主席の訪韓に反対する声が数多く寄せられている。

一方、一部からは「より多くの国と幅広く仲良くした方がいい。特に中国人観光客は韓国経済にとって大きな存在だ。中国とはうまくやってほしい」「これこそが外交。文大統領はよくやっている。大国の中国に『行く』と言わせたその力がすごい」など歓迎する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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