Record China 2019年12月9日(月) 14時30分
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8日、参考消息は、気候変動の影響を受けて、コーヒーが30年以内に消失するかもしれないとする、スペインメディアの報道を紹介する記事を掲載した。写真はコーヒー。
2019年12月8日、参考消息は、スペインメディアの報道を引用して、「気候変動の影響を受けてコーヒーが30年以内に消失するかもしれない」と伝えた。
記事は、「地球温暖化によりバナナが真菌に侵され絶滅する可能性があるほか、気温が現在よりも3度上昇すれ、コーヒーの栽培にも深刻な打撃を与えるかもしれない」とした。
そして、「温暖化によりコーヒーの苗木が減少して苗木の価格が高騰すると、これまでコーヒーを栽培していた農家が苗木を買えなくなってコーヒーの栽培をやめてしまい栽培面積が減少するほか、気候の変化で生じる病虫害によりコーヒー豆の品質低下が生じる」と説明。「企業がコーヒー栽培への投資を強化したり、新たな病害を速やかに発見するといった対策を講じなければ、コーヒー産業に深刻な打撃を与えることになる」としている。
また、「現在すでにコーヒーは儲からないことを理由に、これまでコーヒーを栽培してきたスリランカの農家が茶葉の生産に転換したり、他地域でも世界で最も人気のあるアラビカ種の栽培をやめてサツマイモ栽培を始めたりしているほか、涼しい高地が気候変動でコーヒー栽培に向かなくなるという状況が発生している」と紹介した。
さらに、「2050年には全世界で現在コーヒー栽培に用いられている土地の半数以上がコーヒー栽培に適さなくなるとの予測が出ており、森林破壊や砂漠化の深刻度を増していることが明らかになっている」と伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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