中国がバルカン半島での影響力拡大へ、「現代のシルクロード」拠点に―欧メディア

Record China    2012年4月1日(日) 16時44分

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30日、中国がバルカン半島地域での投資と影響力拡大に努めている。写真はルーマニアのシビウ。

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2012年3月26日、サウスイースト・ヨーロピアン・タイムズによると、中国がバルカン半島地域での投資と影響力拡大に努めている。30日付で環球時報が伝えた。

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中国はセルビアの発電所事業、ブルガリアの自動車事業、アルバニアの鉱物関連事業への投資を拡大するだけでなく、トルコとの貿易関係改善にも努力している。11年の中国からルーマニア、クロアチア、ブルガリアへの投資額はそれぞれ26億ユーロ(約2873億円)、11億ユーロ(約1215億円)、6億3000万ユーロ(約696億円)に達した。

米戦略国際問題研究所によると、中国はバルカン半島を「現代のシルクロード」拠点に位置付け、経済的な潜在能力に注目しているという。アルバニアのベリシャ首相は今月、同国を訪問した北京市委員会書記と会談。同国の地理的優位性を生かし、中国からの投資誘致に向けた自由貿易区の設立を表明。長期的な2国間関係強化に向け、国内教育機関で中国語を第2外国語として採用する方針を示した。

一方、コソボに進出する中国企業は現在454社に上る。コソボの年間輸出額の9%が中国向けで、11年の対中輸出額は前年の1.9倍に急増したという。(翻訳・編集/AA)

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