「ちゃんと起こしてくれないから!」飛行機に乗り遅れた宿泊客、ホテルに損害賠償を請求―黒竜江省大慶市

Record China    2012年4月2日(月) 16時8分

拡大

31日、「ホテルにモーニングコールを頼んだのに起こしてくれなかった」という理由で、飛行機に乗り遅れた宿泊客がホテルを相手どり損害賠償を求める訴訟を起こしていたことが分かった。資料写真。

(1 / 4 枚)

2012年3月31日、検察日報(電子版)によると、ホテルがモーニングコールをしなかったせいで寝坊し、予約していた航空便に乗り遅れた男性が、再購入した航空券の代金をホテル側に損害賠償として請求する訴訟を起こした。

その他の写真

昨年12月2日、翌日の早朝に黒竜江省大慶市から上海行きの飛行機に乗るはずだった沈(シェン)さんは、見送りの友人たちと午後7時から午後10時まで酒を飲み、空港近くのホテルに宿泊した。寝過ごすことを恐れた沈さんは、ホテルのフロントにモーニングコールを依頼。その際、「明日の朝早い便だから、午前6時半に必ず起こしてくれ」と伝えていた。

しかし、目が覚めたのは午前7時半。8時の便のため沈さんは飛行機に乗り遅れ、翌日の航空券を買うはめに。そこで沈さんはホテル側に航空券の代金2600元(約3万4000円)を賠償するよう求めた。ホテル側は「モーニングコールは2回している。記録も残っている。それでも目が覚めなかったのは客人の責任」として、1日分の宿泊費120元(約1600円)の免除にのみ同意。沈さんはやむなくホテル側に2600元の損害賠償を求める訴訟を起こした。

裁判所は「必ず起こしてくれ」と沈さんがホテル側に明確に伝えた事実を重視。「モーニングコールをしただけで義務を果たしたことにはならない。沈さんが起きるまでコールを続けるべきだった」とホテル側の過失を認め、同時に2回のモーニングコールで目が覚めなかった沈さんにも責任があるとした。この結果、ホテル側は1500元(約2万円)を支払うことに合意。沈さんもこれを受け入れ、双方の和解が成立した。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携