南海トラフの巨大地震で津波が上海に到達?「壊滅的な被害にはならない」―浙江省地震局

Record China    2012年4月3日(火) 5時40分

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1日、中国の浙江省地震局は、南海トラフの巨大地震により津波が上海にまで到達するとの報道を受け、「たとえマグニチュード(M)9の地震が起きても、壊滅的な被害を受ける可能性は少ない」との見解を示した。写真は10日、浙江省舟山市の漁港。

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2012年4月1日、中国の浙江省地震局は、南海トラフの巨大地震により津波が上海にまで到達するとの報道を受け、「たとえマグニチュード(M)9の地震が起きても、壊滅的な被害を受ける可能性は少ない」との見解を示した。中国新聞網が伝えた。

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同局観測予報研究センターの鐘羽雲(ジョン・ユーユン)副主任が話した。日本内閣府の検討会が31日に発表した南海トラフの巨大地震による津波想定で、津波は中国の浙江省と江蘇省の沿岸地域に到達し、上海などの大都市が直接的な被害に見舞われる、と中国の複数のメディアが報じていた。

これを受け、同局は1日、公式ホームページで「たとえM9の地震が起きて津波が発生しても、浙江省や江蘇省沿岸で壊滅的な被害を受ける可能性は少ない。東シナ海は比較的浅く、津波が伝播しにくい。波の高さは急速に小さくなる」との見解を示した。

同局はまた、1946年に起きた昭和南海地震(M8.0)と昨年の東日本大震災による津波は、いずれも50センチに満たない程度だったとも説明している。(翻訳・編集/NN)

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