中国内の北朝鮮国営レストラン、「本国からの出資ゼロ」なのに売り上げの8割も送金―中国メディア

Record China    2012年4月4日(水) 23時49分

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2日、中国国内に複数存在する北朝鮮国営のレストラン。北朝鮮からの出資はないうえに、「売り上げの8割は平壌へ送っている」ことが分かった。送金は「北朝鮮支援の一環」という。写真は遼寧省瀋陽市の北朝鮮レストラン。

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2012年4月2日、中国国内に複数存在する北朝鮮国営のレストラン。店舗は中朝協力の一環として作られ、北朝鮮からの出資はないうえに、「売り上げの8割は平壌へ送っている」ことが分かった。送金は事実上、「北朝鮮支援の一環」という。東南新聞網が伝えた。

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あるレストランの経営者によると、店の経営・出資者は中国籍の朝鮮族で、北朝鮮からの資金は一切出ていないとう。経営を担当する朝鮮族の女性によると、中国国内には同じような北朝鮮レストランが多くあるが、店舗同士の関係はまったくないという。

一方、同店には北朝鮮から派遣されてきた女性従業員10人が働いている。いずれも平壌大学を卒業し、非常に優秀で、出自も申し分ないという。そのうちの1人、平壌出身のキム・ウネさんは、両親がともに医師。平壌大学の観光学科は毎年、在学中の約300人を実習生として海外に派遣している。上海、北京、ラオス、ベトナム、カンボジア、ロシアなど行き先はさまざまだ。

キムさんも大学3年で上海へ派遣され、3年後に帰国する予定。上海では一緒に派遣された10人で大部屋に住み、パソコンも携帯電話もない生活。勝手に宿舎を離れることも許されず、月2回の買い物にも経営者が同行する。休みは週1回で、宿舎で本を読んだり中国語を勉強したりして過ごす。期間中は帰省も許されず、家族への電話も禁止されているが、手紙や写真を送ることはできるという。卒業後の就職希望を尋ねると「分かりません。国家が手配すると思います」と答えた。(翻訳・編集/AA)

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