Record China 2018年5月16日(水) 17時20分
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15日、韓国メディアによると、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品される映画「バーニング」の主演俳優、スティーヴン・ユァンが、18日に現地で行われる韓国からの取材陣との記者会見への参加を見合わせることが明らかになった。資料写真。
2018年5月15日、韓国・スポーツソウルによると、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品される映画「バーニング」の主演俳優、スティーヴン・ユァンが、18日に現地で行われる韓国からの取材陣との記者会見への参加を見合わせることが明らかになった。これについて一部では、ユァンが制作報告会やカンヌコンペティション関連の記者会見など、映画祭に先立って行われた韓国でのプロモーションには参加していたことから、現地会見の不参加表明は11日の「旭日旗騒動」を意識してのことではないか、との憶測が飛び交っているという。
ユァンは11日、自身の出演映画「メイへム(原題)」のジョー・リンチ監督のSNSに掲載された旭日旗の写り込んだ写真に「いいね」をしたことから韓国ネットユーザーからの非難が殺到し、自身のSNSに謝罪文を掲載して火消しに追われた。
謝罪文では「友人の子どもの頃の写真に、韓国の悲しい歴史を象徴する旭日旗が写っていたことを見落としたために過ちを犯してしまった。自分の不注意で傷つけてしまった方々に謝りたい」と謝罪の意を伝えた上で、「自分はこのようなメッセージや象徴を決して軽く考えてはいないが、ネット上での過ちで自分の考えや信念の全てが決めつけられてしまうことに大きな悲しみを感じた」と説明していた。
ところがユァンは英語でも文章を掲載したが、そこには一部「韓国文化の一面を見せる出来事」として、「親指一本で何も考えずに見つけたものでもって人を判断する」との表現があった。これについて記事は「韓国語による謝罪文とは全く異なるニュアンスの文面は謝罪ではなく『訴え』あるいは『言い訳』に近いもの」と指摘。これが騒動に油を注ぐこととなり、結果的にユァンは「韓国系米国人としてこの問題を理解する努力をしなければならなかったのにこのようなことになったことを謝罪する。今回は大切なことを学んだ。二度とこのような過ちを犯さないよう約束する」との二度目の謝罪文を発表する事態にまで追い込まれた。
これに対して韓国ネットユーザーは「海外で育った同胞にまでも韓国式の考えを押し付けるのはどうか」とユァンを擁護する意見も見られるものの、「主演なのに騒動から逃げて記者会見に応じないのはプロらしくない」「結局は米国人。もう韓国映画には出るな」「監督がかわいそう」といった否定的な反応が多かった。(翻訳・編集/半田)
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