Record China 2012年4月5日(木) 7時46分
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4日、この日は中国ではお墓参りをする日とされている。近年は「墓参り代行」のビジネスが出現しているというが、それでも多くの人が「墓参りを他人に頼むのは先祖への冒涜」と考えているという。
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2012年4月4日、この日は二十四節気の「清明」にあたり、中国ではお墓参りをする日とされている。ご先祖様のお墓のまわりをきれいに掃除し、お香を上げ、花などのお供え物をして…このために中国では祝日となっているのだが、それでも近年は「墓参り代行」のビジネスが出現しているという。新京報の報道。
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国内最大のショッピングサイト・タオバオ(淘宝網)にも、こうしたサービスが複数確認された。「代掃墓(墓参り代行)」のキーワードで検索をかけると、300件の店舗がヒットする。代行料金は数十元〜数千元まで(1元=約13円)。北京市で平均500〜700元(約6600〜9200円)。最高額で2万元(約26万円)というものもあった。
確かに、お墓参りのためにいちいち帰省ができない人も多いはず。こうしたビジネスはさぞかし繁盛するのかと思いきや、実情はそうでもないようだ。ある人物が任意で行ったインターネット上の調査では、回答者の92%が「代行ビジネスに反対」とした。4%は「どちらでも構わないが、自分自身はお金を払ってまで利用しない」、4%が「賛成」という結果になった。多くの人が、金銭で時間労力を買って墓参りすることは先祖への冒涜と考え、「ならばいっそ、墓参りに行かないほうがまし」と考えている。伝統的には、どうしても墓参りに行けない場合、近しい親戚に頼むのが常識だという。
実際に代行業務を行った28歳の青年にサービス内容を聞いた。彼は路線バスに乗り、片道2時間かけて顧客の依頼した墓地へ到着。身なりも正装とまではいかなくても、墓参にふさわしい服装だ。墓をきれいに掃除し、墓前に花や果物を供える。お香をあげてお参りし、その10数分のプロセスはすべて携帯電話を用いて撮影。顧客に報告をするためだ。交通費や供え物購入代200元を差し引くと、儲けは300元になるという。(翻訳・編集/愛玉)
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