台湾の空港表記に「中国」の文字、カナダ航空会社に台湾が怒り―独メディア

Record China    2018年5月17日(木) 22時50分

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16日、独国際放送ドイチェ・ヴェレは、カナダの航空会社、エア・カナダが「台北」を「中国台北」と表記変更したことが台湾を怒らせたと報じた。資料写真。

2018年5月16日、独国際放送ドイチェ・ヴェレ(中国語電子版)は、カナダの航空会社、エア・カナダが「台北」を「中国台北」と表記変更したことが台湾を怒らせたと報じた。

記事によると、エア・カナダは公式ウェブサイト上で台湾の空港の表記に中国を示す「CN」を加えており、台湾外交部の報道官は15日、「台湾政府はこの件に対して『高度な注目』を示し、あわせて迅速な是正を要求する」と表明。さらに「台湾は独立国家として民主、自由、人権、法治など各方面で成果を出し、国際社会の是認も得ている。中国当局がいかなる手段を講じて外国企業をその主張に従わせようとしてもこの客観的事実を変えられないだけでなく、台湾の人々の中国政府に対する反感も招く」と言明し、企業の営業活動の自由を守るためともに努力することをカナダ政府に申し入れたことを説明した。

中国の航空当局は先月25日、台湾や香港、マカオが中国の一部であることを明確にするよう、ウェブサイト上などの表記変更を求める書簡を世界36の航空会社に送ったとされている。記事は「エア・カナダの表記変更はルフトハンザドイツ航空、カンタス航空などに続くもの」と指摘し、エア・カナダ側が表記変更に関するコメントを避ける一方、「路線を持つ国の法律を順守することはわれわれの以前からの方針」と表明したことを伝えた。(翻訳・編集/野谷

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