異常状態のネット検閲、垣間見える中国共産党内部の権力闘争―中国

Record China    2012年4月7日(土) 20時51分

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6日、BBC中国語版は記事「ネット封鎖と解禁が暴露した、中国共産党内部の激烈な権力闘争」を掲載した。写真は中国マイクロブログ大手・新浪微博の通知。3月31日から4月3日にかけ、デマ排除のためコメント機能が停止された。

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2012年4月6日、BBC中国語版は記事「ネット封鎖と解禁が暴露した、中国共産党内部の激烈な権力闘争」を掲載した。

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先日、王立軍(ワン・リージュン)前重慶市副市長が米領事館に逃げ込む事件が起きて以来、中国のネット検閲は異常状態に突入している。天安門事件、趙紫陽、法輪功などこれまで検閲対象だった語句が一時的に検索可能になった。また薄煕来(ボー・シーライ)前重慶市党委書記をめぐるさまざまな推測がネットにあふれ、その後の厳しい取り締まりへとつながった。

こうしたネット検閲のほつれは断続的に繰り返されている。4月6日には「生きた人間からの臓器摘出」関連の情報がネットで表示されるようになった。その多くは法輪功関連の情報だ。

北米華字ニュースサイト・博訊網は、ネット検閲のほつれは薄煕来氏に近い勢力による反撃だとの北京消息筋の情報を報じている。北京在住の政治学者・陳子明(チェン・ズーミン)氏も同様の意見だ。別のアナリストもまた、中国のネット検閲の異常現象は中国共産党内部の権力闘争が日増しに激しくなり、しかも以前のように隠されなくなったことの現れではないかと指摘している。(翻訳・編集/KT)

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