雪煙を立てて雪中競馬！―新疆ウイグル自治区

2007年2月20日、新疆ウイグル自治区アルタイ山の山奥にある禾木村のトワ人（図瓦人）の集落で、冬の競馬大会が行われた。足元に積もった雪をかき分け、雪煙を立てて勇壮に走る馬の姿に、レースを見守る観客も大興奮の様子だった。

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禾木村のトワ人の集落は、“神の住む家の庭園”と人々に称され、2005年の「中国国家地理」誌では中国で最も美しい6つの古い村落のひとつに選ばれた。

トワ人はモンゴル族の流れを組む1部族だが、中国では少数民族として正式に認められていない。彼らは木造の小屋を住居としてこの地域に古くから生活している。禾木村はわずかに残された3つのトワ人の村落のひとつ。約1800人の人口のうち、約1400人がトワ人で占められている。（編集・佐々木康弘）