Record China 2012年4月8日(日) 17時14分
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4日、英紙は中国で留学ブームが若者の価値観の変化を促進していると指摘した。写真はロンドンに留学中の中国人学生。
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2012年4月4日、英紙フィナンシャル・タイムズは、中国で留学ブームが若者の価値観の変化を促進していると指摘した。6日付で中国新聞社が伝えた。
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中国人留学生の数は過去2年間だけで62万人にも達した。この数は78年に中国が留学制度を再開させてからの留学生総数の4分の1に当たる。同時に、それまで名門大学の卒業生が大多数を占めていた留学生の構成に変化をもたらした。公式データによると、今年、大学院生として米国への留学を申請した人数は前年比18%増だったが、卒業前に米国留学を申請した人数は同43%増だった。
一人っ子政策の実施から30年以上が経過し、多くの中国人家庭で子供が1人だけとなった現在、子供の最も有望な前途は留学によって開かれると認識する親が増加している。同時に、多くの家庭が留学の経済的負担に耐えられるようになってきている。
河北省石家庄市のある高校では、昨年の卒業生600人のうち、すでに10%が留学している。こうした状況を踏まえ、現在同校では卒業後に留学を希望する学生向けの特別クラスを編成し、すでに30人が在籍している。ある女子学生の親は「元々、女の子が米国へ留学することなんてできないと思っていたが、現在は考え方を変え、留学させる準備をしている」と話す。
ノッティンガム大学と清華大学が共同で実施した英国の中国人留学生に対する調査によると、中国人留学生は留学当初は生活習慣や教育スタイルに慣れず、欧米諸国の学生との交流も少ないが、数年後には大部分が「留学中のこの数年間が自分の人生を変えた」と認識し、以前とはまったく異なった価値観を持って帰国するという。
調査に関わった担当者は「中国人は単一の文化の中で生活しているが、留学が異文化の中で生活する人々に対する理解を手助けし、相互の共通性を発見させる」と分析する。ある中国人学生は「多くの中国人が海外へ出て改めて自身を見つめ直すことによって、中国と外部世界の関係はより正常になる」と語っている。(翻訳・編集/HA)
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