2018年5月19日、韓国・TV朝鮮によると、北朝鮮が豊渓里核実験場の廃棄を取材する米国取材陣に北朝鮮入国の手順の通知とともに査証費用を要求した。

北朝鮮当局者は19日夜明け、米国メディアABC、CNN、AP通信など取材陣に核実験場の廃棄を取材する場合、22日午前11時までに北京にある駐中北朝鮮大使館に集まるようにとの内容を伝えた。さらに北朝鮮は査証の名目で1人当たり1万ドル（約110万円）を要求した。

外信記者らは北京首都国際空港から70人乗りの高麗航空機で北朝鮮の元山市にある葛麻飛行場に移動する予定だ。彼らは査証費用と航空運賃を合わせ、豊渓里核実験場の取材に1人当たり3000万ウォン（約300万円）程度必要になるという。

一方で北朝鮮は、韓国統一部が18日に送った韓国側取材陣名簿の受付を拒否している。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「結局金だけ取られて、まただまされる」「北朝鮮は本当に金が好きだな」「金の無心ばかりして、恥ずかしくないのか」「結局金だ」「ショーのチケット販売か」「外貨稼ぎの手段」など、高額の取材料を要求する北朝鮮への批判の声が多く寄せられた。

また、「米国との強力な関係があってこそ、北朝鮮は韓国を交渉相手として考える」「米国を引き込むために、結局韓国は利用されただけだ」など、自国素通りで米国を重要視する北朝鮮の態度を指摘する声もみられた。

また、「これも文在寅（ムン・ジェイン）の筋書き通りなのか？」とするコメントもあった。（翻訳・編集/三田）