中国は回収可能なロケットを開発中、長征ロケットの残骸落下事故受け―中国メディア

Record China    2012年4月9日(月) 16時43分

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8日、中国・四川省で打ち上げられた通信衛星を載せた「長征3号」ロケットの残骸が貴州省に落下した事故を受け、専門家が「中国は回収可能なロケットの開発を行っている」と明かした。写真は11年4月、広西チワン族自治区内の山林に落下した長征ロケットの残骸。

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2012年4月8日、中国・四川省で打ち上げられた通信衛星「亜太七号(Apstar 7)」を載せた「長征3号」ロケットの残骸が貴州省に落下した事故を受け、中国航天(宇宙)科技集団公司の余夢倫(ユー・モンルン)院士は「中国は回収可能なロケットの開発を行っている」と明かした。新華社通信(電子版)が伝えた。

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ロケットは3月31日、四川省の西昌衛星発射センターで打ち上げられたが、わずか数分後に貴州省鎮遠県の尚寨トゥチャ族郷に残骸が落下。幸い死傷者はなく、家屋などへの被害もなかったが、辺りは黄色い刺激臭のあるガスが立ち込め、呼吸もままならない状態となり、住民をパニックに陥れた。

余氏は「ロケットの残骸落下問題をどう解決するか。例えば、飛行機のように任務を終えたら指定の場所に戻っていくような回収可能なロケットを開発すれば、根本から解決できる。制御可能なロケットなら、安全な地域を選んで落下させることもできる」と話している。(翻訳・編集/NN)

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