Record China 2012年4月10日(火) 17時10分
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9日、北京のある海鮮市場で、量り売り価格を決めるための計量器に細工を施し、実際よりも大幅に水増しした重さを出して顧客を騙す行為が問題視されはじめた。しかし、こうした行為はかなり以前から横行していたという。
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2012年4月9日、北京のある海鮮市場で、量り売り価格を決めるための計量器に細工を施し、実際よりも大幅に水増しした重さを出して顧客を騙す行為が問題視されはじめた。しかし、こうした行為はかなり以前から横行していたという。チャイナフォトプレスの報道。
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ある記者が、こうした計量器を販売していると噂の厨房用品卸売り市場に潜入取材した。そこには、デジタルからアナログまでさまざまな種類の計量器が販売されているが、どの店主も一様に「今は三一五(中国では毎年、3月15日に消費者の権益を守るキャンペーンが実施される)の直後なのでそういった商品は取り扱っていない」と口をそろえる。しかし、食料品小売業者を偽った記者の素性をしばし確認すると、どの店主も一様に店舗の奥から問題の商品を出してくる。こうしたインチキ計量器の相場は250元(約3200円)。一般的なもの(110元)の倍以上の価格設定だが、これを使えば最大で実際の重さの2倍近い数値をはじきだし、それだけ不当な利益をむさぼることができる。いくつかのスイッチによって、重さの“水増し率”は数段階の調整が効く。また、一般の計量器も、デジタル式であれば一定の料金を払って改造することが可能だという。
こうした状況について、北京市の質量技術監督局関連部署に問い合わせたところ、定期的に悪徳業者を摘発することで対応しているものの、検査が入る際には“ちょっとした細工”を施すと、問題商品も正常の計量器に逆通りに。これを摘発するのは至難の業だということだ。なお、中国ではスーパーマーケットでなく、こうした市場で量り売りの食料品を購入するスタイルも多いため、以前より多くの市場で“市場公用の計量器”を置いている。なにか怪しい買い物をしたときには、消費者はこれを使って正しい重さを量ることができる。(翻訳・編集/愛玉)
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