白川郷、観光客増で多くの問題も―中国メディア

Record China    2018年5月23日(水) 7時40分

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22日、澎湃新聞は、上海で行われた観光産業関連フォーラムで、岐阜県の著名な観光地・白川郷の観光関係者が「観光客の増加で多くの困難に直面した」と語ったと伝えた。写真は白川郷。

2018年5月22日、澎湃新聞は、上海で行われた観光産業関連フォーラムで、岐阜県の著名な観光地・白川郷の観光業関係者が「観光客の増加で多くの困難に直面した」と語ったと伝えた。

19日に上海で行われた文化観光産業関連の国際フォーラムで、熊本県の黒川温泉、そして白川郷の観光業界関係者がそれぞれ、魅力ある観光地への取り組み事例を紹介した。

黒川温泉民宿協会の北里有紀会長は、財務破綻の危機から日本でトップクラスの人気を誇る温泉地へと変貌した秘訣(ひけつ)を紹介。成功のヒントは「競争と協力」にあるとしたうえで、黒川温泉内にある好きな温泉を3カ所体験できる木製の「入湯手形」を示しつつその仕組みを説明。さまざまなタイプの温泉が利用できること、有効期限が長いことから着実にリピーターが増加したことを伝えた。また、看板や自動販売機のデザインを統一したり、スリッパや傘などの備品をエリア共通とするなど、温泉地を一体化させたうえで、互いに刺激し合う良い環境を構築した経験を披露した。

白川村観光振興課主査の尾崎達也氏は「不変」の重要さを強調。白川郷が世界遺産登録して以降、1995年には80万人程度だった観光客が2015年には180万人まで増える一方、観光客の増加が交通渋滞を初めとする多くの問題をもたらし、元の様子を保つことがさらに難しくなったとした上で「日本経済は絶えず発展しているが、21世紀の白川郷はネバーチェンジをスローガンにしている。このスローガンを柱として、白川郷の風景を10年、100年と守っていきたい」と語ったと記事は紹介している。(翻訳・編集/川尻

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