日米中韓の高校生、生活意識と外国への関心に大きな差=日本の高校生は留学に後ろ向き―日本華字紙

Record China    2012年4月10日(火) 8時0分

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9日、日本の華字紙『中文導報』は、財団法人日本青少年研究所が日米中韓の高校生を対象に行った生活と留学への意識調査を報じた。日本の高校生で海外留学を希望するのは4割にとどまっている。写真はオーストラリアの大学の卒業式に参加する中国人留学生。

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2012年4月9日、日本の華字紙『中文導報』は、財団法人日本青少年研究所が日米中韓の高校生を対象に行った生活と留学への意識調査を報じた。海外留学を希望する比率が中国では6割に達しているのに対し、日本では4割にとどまった。

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日本の高校生の留学目的は「語学の習得」が最多で、「学位取得」「専門技術・資格取得」を希望する比率が低く、短期間指向で、「よりよい教育環境を求めたい」も4カ国中最低だった。米中韓では「学位取得」が最多で、「2年以上」を希望する比率が高かった。

日本の高校生が留学をしたくない理由は「自分の国が暮らしやすい」「言葉の壁」「自信がない」という回答が多く、「面倒だから」が4カ国中最多で、米中韓の高校生に比べて内向き志向が強い。

希望の留学先は日中韓ともアメリカがダントツの1位で、2位はイギリス、米中韓の高校生はいずれも留学希望先として日本を6位に挙げた。

また、「大事にしていること」については、中国の高校生が「親に自分をわかってもらう」「先生に理解される」ことを大切にし、「希望の大学に入学」も韓国に並ぶ高率だった。米国の高校生は「友人関係」「異性関係」「競技で活躍する」が際だって高い。日本の高校生は全項目で比率が低く、「家族が仲良くする」「先生に理解される」「親に自分をわかってもらう」の比率は米中韓に比して著しく低い。

日本青少年研究所は今回の調査について、日本の高校生は学習の成績と自分の将来の関係性が低いと考えているため、「大衆文化」「クラブ活動」「流行」への関心が高いのではないかと分析している。授業以外に勉強をしない割合も34.3%と4カ国中最も高く、日本の高校生の学習に対する消極性が反映されたものとなった。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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