Record China 2018年5月24日(木) 20時0分
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24日、来月開催予定の米朝首脳会談を前に北朝鮮を2回訪問し、金正恩朝鮮労働党委員長と会談した米国のマイク・ポンペオ国務長官は、金委員長が非核化に対する見返りとして3つの要求をしていることを明らかにした。資料写真。
2018年5月24日、来月開催予定の米朝首脳会談を前に北朝鮮を2回訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談した米国のマイク・ポンペオ国務長官は、金委員長が非核化に対する見返りとして3つの要求をしていることを明らかにした。聯合ニュースなど複数の韓国メディアが伝えた。
報道によると、ポンペオ国務長官は同日、米下院外交委員会の公聴会に出席し、9日に訪朝し金委員長と米朝首脳会談の目標について話した際、金委員長が非核化に対する見返りとして「北朝鮮の体制保障」「平和協定の締結」「米国の経済支援」を要求したことを明らかにした。ポンペオ国務長官は金委員長に、「本当の非核化」のために北朝鮮がどのような措置をすべきかについての米国の見解を伝えた。これに対し金委員長は、「そのような目標(本当の非核化)が達成された際、民間部門の事業知識とノウハウの形で、米国から経済的な支援を受けることが重要」とし、世界から北朝鮮体制の保障を受け、最終的な目標である平和条約の締結による南北の停戦状態の終息を望んでいることを伝えたという。
ポンペオ国務長官は13日、米メディア「フォックスニュース」「CBS放送」とのインタビューで、「金委員長と米朝間の交渉が最終的にどうあるべきかについて白熱した議論を行った」とし、「金委員長との対話は専門的であり、金委員長は(米朝首脳会談の)内容をきちんと把握していた。北朝鮮の人たちのために自分が何を達成しようとしているかも理解している」と評価していた。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「金正恩の自己保身でしかない」「北朝鮮住民が独裁体制下で抑圧された暮らしをしているのはあり得ないこと。それなのに体制維持を要求するのはおかしい」「体制の維持は金正恩やトランプではなく、北朝鮮住民が選択すべきこと」など、米朝首脳会談の議題に対する否定的な意見が寄せられている。一方で「米国主導の下、北朝鮮の改革開放は賛成」と肯定的な意見も見られた。
その他「北朝鮮が米国に要求しているのは経済支援ではなく経済封鎖の解除で、体制の保障ではなく敵対政策の中断だと思う」「経済支援は莫大な費用がかかるだろうから、結局韓国も負担することになる」などとするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)
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