Record China 2018年5月25日(金) 8時20分
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24日、華字メディア・日本新華僑報は、日本は禁止社会によって世界一の安全を手に入れたとする記事を掲載した。
2018年5月24日、華字メディア・日本新華僑報は、日本は禁止社会によって世界一の安全を手に入れたとする記事を掲載した。
記事は、「初めて日本で生活する外国人は行動の堅苦しさを感じるもので、気をつけないと暗黙のルールに違反してしまう」と紹介。「日本社会には至るところにルールや規則があり、日本人自身も自嘲気味に規則が多いことを認めていて、暗黙のルールのみならず、明確に禁止する警告も多い」とした。
その上で記事は、地下鉄乗車の際に「かけこみ乗車禁止」「ドアに寄り掛かること禁止」など、多くの禁止の警告表示を見かけると指摘し、「数々の規則とルールによって事故を未然に防ぎ、最も安全な社会を構築している」と紹介。「実際、英国エコノミストによると、2017年の最も安全な都市ランキングで東京は1位、大阪は3位にランクインしている」とした。
一方で、こうした安全の中で、「外国人はこの窒息感に慣れない」と論じ、「それは当の日本人でも呆れるほど」と指摘。日本のネット上で、「近所の公園にはいつも人がほとんどいない。なぜなら、球技や犬の散歩、スケートボード、自転車など、あらゆることが禁止されているから。もはや一体誰のための公園なのかわからない」という投稿があったことや、児童園の掲示に禁止事項が18項目もずらりと並んでいる写真に「できることを書いた方が少なく済む」といった意見が出たことを紹介している。
記事は、「日本の禁止好きは地理的環境とも関係がある」と分析。地震など自然災害が多いため、未然に損失を抑えるために「予防」が重視されており、「地震発生時のエレベーター利用禁止やガスの使用禁止などは、実際に多くの危険を避けることができている」とした。
そして、「禁止社会によって世界で最も安全な都市となったが、日本人も相応の代価を払っている。外国人である私たちは安全な社会を称賛すると同時に、いかにすれば両者のバランスを取れるのだろうか」と疑問を投げかけて結んだ。(翻訳・編集/山中)
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