「推定無罪」の原則を厳格適用、約1年で1464人の刑事被告人を釈放

Record China    2007年2月24日(土) 18時16分

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中国最高人民法院の肖揚院長(写真)は、中国全土の裁判所において昨年1月から11月までの間に「推定無罪」の原則に基づき1464人の刑事被告人に無罪が宣告されたことを明らかにした。中国ではかつて、刑事被告人は犯罪者扱いされ、自分で無実を証明しなければならなかった。

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2007年2月24日の中国のマスメディアの報道によると、今年1月7日に行われた全国高級法院の院長会議の席上で、中国全土の裁判所において昨年1月から11月までの間に「推定無罪」の原則に基づき1464人の刑事被告人に無罪が宣告されたことが発表された。これは、最高人民法院の肖揚院長が明らかにしたもの。

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最高人民法院のデータによると、1996から2006年までの10年間に中国では約5万人の刑事被告人が無罪の宣告を受けている。中国ではかつて、刑事被告人となった者はすでに犯罪を犯したものとみなされ、審理の際に被告人側が無実を証明しなければならなかった。しかし、現在では司法制度の改革が行われ、日本と同じく「推定無罪」の原則が取り入れられており、確かに犯罪を犯したとの証拠がなければ被告人を無罪で釈放することにしている。(編集・佐々木康弘)

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