トラのかみつき事故を踏まえ、各地の動物園で猛獣と観光客の距離を見直す動き

Record China    2007年2月24日(土) 17時22分

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2007年2月22日に雲南省昆明市動物園において6歳の女の子がトラにかまれて死亡した事故が発生したことを受けて、中国各地の動物園はこうした猛獣と観光客との物理的な距離を見直すことにした。写真は、事故後封鎖されている昆明市動物園。

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2007年2月22日に雲南省昆明市動物園において6歳の女の子がトラにかまれて死亡した事故が発生したことを受けて、中国各地の動物園はこうした猛獣と観光客との物理的な距離を見直すことにした。

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北京動物園と北京野生動物園の関係者は、中国では現在、昆明市動物園のように猛獣と観光客を接近させるような動物園は決して少なくなく、非常に危険だと指摘する。北京市のこの2つの動物園では、人間と猛獣が近距離に近付いて記念写真を撮影するなどの行為は許されていない。

北京野生動物園の劉(リウ)博士は、十分に安全性が確保された上で人間と動物との接触を行うべきだと主張している。北京野生動物園では以前、子どものトラや子どものライオンと一緒に記念写真を撮影するのをビジネスにしていた。しかし、安全性を考慮して昨年5月にこれを廃止している。劉博士は、動物の生態やテリトリーをよく尊重した上で、共存していくのが最善だと述べている。(編集・佐々木康弘)

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