中国人はスイカのよう、韓国人が中国人を傲慢と思う理由とは?―韓国人コラムニスト

Record China    2012年4月15日(日) 20時13分

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10日、中国在住韓国人コラムニストの金宰賢氏は自身のコラムで、多くの韓国人が中国人を傲慢と感じる理由を探った。写真は浙江省嘉興市のスイカ売りの男性。

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2012年4月10日、中国在住韓国人コラムニストの金宰賢(キム・ジェヒョン)氏は、香港衛星テレビ局フェニックステレビ(鳳凰衛視)のサイトにコラムを寄稿し、多くの韓国人が中国人を傲慢と感じる理由を探った。

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昨年帰省した時、大学の同級生と中国について語った。彼は大学で中国語を専攻し、上海で韓国企業の駐在員として4年間を過ごした、いわゆる中国通である。最近の韓国では一般人がどのように中国を見ているのか彼に尋ねたところ、その答えは意外なものだった。「中国人はみるまに傲慢になっていくと多くの人が感じている」。中韓の結びつきが多方面においてこれほど緊密になっているこのご時世、実は両国間の感情に大きな溝が横たわっていることに私は気づいた。

確かに、中韓の間にはさまざまな摩擦が存在する。中国発祥の端午の節句を韓国のものとして世界遺産に登録しようとしたり、中国の漁船が韓国の領海内で違法操業を行ったり。そして互いが互いを「利益衝突のある国」と認識している。しかし私が思うに、中国がここまでの大国になった以上、望むと望まざるにかかわらず、周辺国の利益に影響を及ぼしてしまうのは致し方ないことだ。13億人の胃袋を満たすことと、周辺国との漁業紛争が発生する頻度はリンクしている。

多くの韓国人が中国人を傲慢と感じているのは曲がりようのない事実だが、これは韓国人が世界の趨勢に適応していないことも原因の一つ。中国はすさまじいスピードで発展し、かつての後進国から、韓国に肩を並べかねない存在になっているが、この事実を韓国人は受け入れていない。1999年、中国人の1人当たり平均GDPは865ドルで、これは韓国人の8.7%という値だった。2010年にはそれが4434ドルにまで上昇、韓国人に比較して21.4%までに追い上げた。北京、上海、広州といった大都市に限れば1人当たり平均GDPは1万2000ドルで、韓国人の6割の水準にまで達している。そして現在、私は一部の品目においては、中国の物価は韓国より高くなったと感じる。

両国の政治体制が異なるゆえ、メディアの体質も異なる。中国のメディア、特に国営系のメディアの報道内容は、必ずしも世論や民意を反映していないのだ。これによって、われわれ外国人は多くの面において、中国人の考え方や意見を誤解している。例えば、中国の一般人全員が政府の姿勢に倣って北朝鮮を支持しているわけではないのだ。

中国はスイカのようだと常々感じる。つまり、皮が厚く、皮と果肉の色が全く異なっているということだ。韓国人を含む外国人はその表面だけを見て、内部からの声を聞いていない。スイカを食べたことのない人は、その果肉が真っ赤であることを知らず、果肉も皮と同じように緑色であると想像するのではないだろうか。(翻訳・編集/愛玉)

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