サムスンのW杯広告、イランで「性差別的」と物議=韓国ネットからは疑問の声

Record China    2018年5月30日(水) 18時30分

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29日、韓国・聯合ニュースによると、韓国のサムスン電子が、約2週間後に迫ったサッカーワールドカップ(W杯)に向けイランのSNS上で公開したテレビ広告が「性差別的だ」として物議を醸している。資料写真。

2018年5月29日、韓国・聯合ニュースによると、韓国のサムスン電子が、約2週間後に迫ったサッカーワールドカップ(W杯)に向けイランのSNS上で公開したテレビ広告が「性差別的だ」として物議を醸している。

記事によると、問題の広告は、ソファーに座ってW杯の試合を見る夫婦や親子、友人同士の姿をパノラマ形式で撮影した映像。広告に登場する男性たちは、集中して試合を見たり、歓声を上げたりしている。一方の女性たちは、子供にお菓子をあげたり、ゆりかごを揺らしたり、編み物をしたりしている。

同広告がサムスン電子イラン支社のインスタグラムに公開されると、女性ネットユーザーを中心に「性差別」を指摘する声が相次いで寄せられた。

同インスタグラムに掲載された他の広報写真や映像広告へのコメントは100件ほどであるのに対し、問題の広告には28日午後の時点で2万5000件を超えるコメントが寄せられたという。

サムスン電子イラン支社関係者は「サムスン電子は消費者と視聴者を尊重する」とし、「今回の広告には、家族と友人みんなが共にW杯のサッカーを楽しめるというメッセージが込められている」と説明した。

これに対し、韓国のネットユーザーからは「サムスンはイランのリアルな生活をそのまま見せようとしただけでは?」「一家だんらんの幸せそうな映像なのに?」「現地の事情を考慮すると、非常に開放的な水準」「その国の文化を尊重したマーケティング」「そもそも100人中100人を満足させるものなんて作れない」など、「性差別」主張に反発する声が数多く上がっている。(翻訳・編集/堂本

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