2012年4月15日、中国・広東省南雄市で有毒な濃塩酸を積んだタンクローリーの横転事故が発生した。中国新聞社が伝えた。

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この事故によりタンクローリーが積んでいた26トンの濃塩酸が、近くの田んぼや●江（さんずいに貞）の支流へ流れた。周辺住民はすぐに避難し、強い腐食性を持つ濃塩酸が流れ込んだ影響で、魚の死骸が河川一面に浮いていた。

また、周辺住民の飲用水はダムの水を利用しているため、水への影響は少ないが、当局は死んだ魚を食べないよう呼びかけている。

このほか、現場にブレーキ跡がなかったため、事故は運転手の不注意によるものとみられているが、詳しい原因は現在も調査中である。（翻訳・編集/内山）