今年初めてのパンダの赤ちゃんが誕生―四川省臥龍市

Record China    2007年2月25日(日) 12時2分

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2007年2月23日朝、今年に入って世界で初めてのパンダの出産があった。出産したジエニーは、この出産によって最高齢初産、記録上最長の妊娠期間などの記録を作った。

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2007年2月23日朝、今年に入って世界で初めてのパンダの出産があった。今回出産したお母さんパンダのジエニーは、最高齢初産、記録上最長の妊娠期間、珍しい春季の出産、初産にしては驚くほどの安産など、出産に際して数多くの“記録”を作った。「パンダの飼育史上の奇跡」との声も上がっている。

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四川省臥龍市のパンダ研究センターの張和民(ジャン・ホーミン)主任によると、ジエニーは1993年に北京動物園で生まれ、今年で13歳。通常パンダは4〜6歳で生殖可能になるが、ジエニーには出産経験がなく、繁殖をさせるために昨年1月にパンダ研究センターに送られた。4月には発情し、3回の自然交配のほか2度の人工授精も行った。

通常パンダの妊娠期間は3か月から半年程度だが、ジエニーはなかなか出産の兆候を見せなかった。だが、旧正月期間の23日朝に突然出産の前兆を見せ、パンダの妊娠期間としては異例の324日後にやっとお母さんになった。

張主任によると、パンダは春に発情して秋に赤ちゃんを産むのが普通。ジエニーのように、11か月も妊娠して春に子どもを産むのは世界初めての例だという。新しく生まれたパンダの赤ちゃんは雌で、体重は90.2g、身長13.3cm。母子共に健康状態は良好だという。(編集・佐々木康弘)

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