中国とフィリピン、南シナ海での対峙が8日目に突入=ASEANの介入を切望するフィリピン―中国紙

Record China    2012年4月18日(水) 8時22分

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16日、スカボロー礁(中国名:黄岩島)を巡る中国とフィリピンの対峙が始まって7日目、米国とフィリピンによる合同軍事演習「バリカタン」が開始された。写真は中国の海洋監視船。

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2012年4月16日、スカボロー礁(中国名:黄岩島)を巡る中国とフィリピンの対峙が始まって7日目、米国とフィリピンによる合同軍事演習「バリカタン」が開始された。17日付けで環球時報が伝えた。

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現在、中国の監視船・海監77号と海監84号が同海域にとどまっている。フィリピン側は、16日朝、先週から同海域で中国側監視船とにらみ合いを続けている沿岸警備隊の船を交代させたことを発表した。

16日発行のフィリピン各紙では、今回の事件について各界から意見が寄せられており、「フィリピンの主権は守るべきだが、武力で解決するべきではない」という意見が大勢を占めている。フィリピンのアロヨ上院議員は15日、「原加盟国として、西フィリピン海(南シナ海)問題の外交的解決についてはASEANを戦いの場にするべきである」と述べた。

アロヨ上院議員は「今回の対峙を真剣に受け止める必要がある。わが国は外交攻勢をかけるべくASEANを説得し、加盟国を積極的に介入させていくべきである。フィリピンは中国に虐げられており、ASEANは団結して中国に対応すべきなのに、関心を示すことも同情的な決議を出すこともしない。自国の利益が脅威にさらされなければ、アメリカも手を出そうとしない」と述べた。

スカボロー礁問題における冷淡さとは対照的に、北朝鮮のミサイル発射後、米国は即座に「挑発的敵対行為である」との声明を発表している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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