アメリカ産ピーナッツソース、サルモネラ菌に汚染されている恐れがあるとして回収命令―中国衛生部

2007年2月23日、中国衛生部は、一般消費者と食品会社に対し、アメリカ産の2種類のピーナッツソースを食べたり販売したりしないように警告した。

最近、世界保健機関（WHO）がアメリカジョージア州のConAgra Foos社の工場で生産されたPeter PanとGreat Valueというブランドのピーナッツソースがサルモネラ菌に汚染されている恐れがあると中国衛生部に通報してきたもの。アメリカではすでにサルモネラ菌によって下痢を起こす患者が大量に発生している。この2つのブランドのピーナッツソースは2006年5月以降に製造したもので、すでに中国に輸入されている。

中国衛生部は、もし問題のピーナッツソースを食べて熱や下痢、腹痛などの症状が起こったら、すぐに病院の診察を受け、地元の衛生部門に報告するようにと国民に呼びかけている。また、このピーナッツソースの中国での販売店に対し、問題のソースを回収するように命令を出した。

調査によると、2006年9月、12月、そして2007年1月の3度にわたり、中国は問題のピーナッツソースを合計742箱輸入している。現在北京市ではすでに156箱を回収した。（編集・佐々木康弘）