韓国の大学生、李明博元大統領の名を冠した休憩室の使用を拒否「学校の恥」―韓国メディア

Record China    2018年6月1日(金) 22時20分

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1日、環球時報は、韓国・高麗大学の学生が李明博元大統領の名がついた施設の使用拒否と改名を要求したと韓国メディアが報じたことを伝えた。写真は李元大統領。

2018年6月1日、環球時報は、韓国・高麗大学の学生が李明博(イ・ミョンバク)元大統領の名がついた施設の使用拒否と改名を要求したと韓国メディアが報じたことを伝えた。

記事は韓国英字紙コリアタイムス電子版5月31日付の報道を引用。高麗大学商学部の学生が、李元大統領の名前がついた休憩室の使用を拒否しているとした。

李元大統領は1960年代に同大学商学部を卒業。ソウル市長だった2003年、同大学が100席ほどの休憩室に李氏の名前を付けた。しかし李氏が収賄や職権乱用などで今年4月に起訴されると同大学の学生たちはSNS上で、休憩室の名前を変えるよう学校側に要求。学生たちからは「今の名称を残し続けるのは学校の恥」「名前が変われば、誇りをもってこの休憩室を使えるようになる」との声が出ているという。

一方で同大学側は改名の予定がないことを表明。広報担当者は「李氏は本学に巨額の援助を提供してくれた。だからこそ休憩室に李氏の名前を付けた。現在、改名する計画はない」と語っている。

記事によると、韓国では著名な政治家や成功した実業家の名を建物や施設に用いることが多く、その政治家や実業家にスキャンダルが生じた際には、すぐに学校側が名称の見直しに乗り出すという。記事はその事例として、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領が創設し、その後朴槿恵(パク・クネ)前大統領が管理していた嶺南大学は、昨年に朴槿恵氏が弾劾されるとキャンパス内にあったすべての「朴正煕」「朴槿恵」の文字を取り去ったことを挙げた。(翻訳・編集/川尻

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