本当の意味での「中産階級」、中国には存在しない―米メディア

Record China    2012年4月20日(金) 7時3分

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16日、米メディアは中国には本当の意味での中産階級は存在しないと指摘した。写真は福建省アモイ市のスターバックス。

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2012年4月17日、環球時報(電子版)によると、米ブルームバーグ・ニュースは16日、中国には本当の意味での中産階級は存在しないと指摘した。

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米国製品の多くが中国では本国よりも高い値段で売られており、本来とは違った高級品になっている。スターバックスは米国ではありきたりの安価なコーヒー店だが、中国ではカフェラテ1杯を飲むだけでも本来なら得られないような高級感や優越感が感じられる。

記事は、米国の一般的な定義に従えば、中国には実際には中産階級などというものは存在しないと指摘している。中国では住居を所有し、年収6000〜1万5000ドル(約48万〜122万円)の中産階級が3億5000万人いるとされているが、こうした社会・経済的背景を持つ中国の消費者たちは米国の中産階級が持つ志向や消費習慣を持っていないことから、ミドルクラスを強調するようなブランドは中国では消費者を引きつける力がないとしている。

こうした中国の消費者が何を求めているのか、市場調査会社チャイナ・マーケット・リサーチ・グループが中国15都市で数千人規模の調査を行ったところ、中産階級とされる人々は高価なハイエンド品あるいは安価なバーゲン品を購入するとし、ミドルクラスの商品には興味を示さなかった。(翻訳・編集/岡田)

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