通勤ラッシュのイライラ、解消したくて…駅構内で漫談スタイルのアナウンス―北京市

Record China    2012年4月23日(月) 10時26分

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19日、日本の首都圏と同様、朝晩の通勤ラッシュがかなり深刻な北京市。ある地下鉄の駅構内では混雑のストレスをやわらげようと、漫談スタイルで人員整理を行う名物おじさんが話題となっている。

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2012年4月19日、日本の首都圏と同様、朝晩の通勤ラッシュがかなり深刻な北京市。ある地下鉄の駅構内では混雑のストレスをやわらげようと、漫談スタイルで人員整理を行う名物おじさんが話題となっている。新京報の報道。

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北京市の地下鉄梨園駅。ごった返す構内で乗客の流れを整理する“引導員”を務める57歳の王徳文(ワン・ダーウェン)さんは、とかくイライラしがちな通勤ラッシュ時、各乗客に乗車マナーを守ってもらい、安全な運行が行われるよう、少し変わった方法を思いついた。「北京市地下鉄にご乗車ありがとうございます」「安全にご注意を、降車の乗客が優先です、押さないで下さい」「列に並んで順番にご乗車ください。ご協力ありがとうございます」「白線の内側に下がってお待ちください」―これらをすべて、漫談スタイルでアナウンスすることに決めたのである。

“快板(クアイバン)”と呼ばれる中国の漫談は、拍子木をリズミカルに鳴らしながら抑揚や韻律をつけた話し方で進行する。簡単に言うと、“中国式ラップ”と言ってもいいかもしれない。朝夕2時間ずつのラッシュ時間、2分50秒ごとにやってくる列車の、それぞれ30秒の停車時間の間に見事な“ラップ”を披露し、一躍構内の有名人となった。王さんによると、「あまりこちらに注目されると人の流れが滞るので、休憩を適度に入れながらやるのがポイント」と語る。

しかし、大変なエネルギーを消耗する仕事のようで、退勤後のプライベートの王さんは至って無口だという。(翻訳・編集/愛玉)

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