Record China 2019年1月15日(火) 21時50分
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15日、上海熱線は、ある在日中国人が日本で生まれ育ったわが子について「自分が中国人だと認めたがらない」と焦りを感じているとする記事を掲載した。資料写真。
2019年1月15日、上海熱線は、ある在日中国人が日本で生まれ育ったわが子について「自分が中国人だと認めたがらない」と焦りを感じているとする記事を掲載した。以下はその概要。
日本で生活して長い陳(チェン)さんの子どもは、日本で生まれ育った中国人だ。周囲の友達は日本人で、性格まで日本人らしくなっている。もちろん日本語は問題ないが、中国語は少ししかできず、しかも積極的に中国語を学びたがらない。祖国が急速な社会発展を遂げ、競争が激しくなっている状況を見て、我が子をこのまま日本で生活させるべきか否かで悩んでいるのだ。
陳さんはわが子のために中国に戻って今の中国の発展を見せる機会を作ってきた。しかし何日かたつと子どもはもう「日本に帰りたい」と言い出す。そこで、日本に戻ってからは中国に関するテレビ番組やDVDを見せようとするが、子どもに嫌がられてしまった。何とか中国の今を知ってもらい、祖国に関心を持ってもらおうとするも、子どもには「日本が一番だ」と言われてしまうのである。
陳さんの子は日本で育ち、日本の教育を受けてきたので、当然ながら日本に対する天性の好感を持っている。日に日に変化する中国に対して、閉塞感が漂う日本の社会。陳さんは、わが子が今後どのような生活をし、どのような人生を歩むのか不安でならない。自分を「中国人」とは思わないというわが子に、陳さんは大きなショックを受けているのだ。
かつて陳さんは友人たちに日本のサービスがいかに優れているかを自慢げに語ってきたが、今では中国に戻るたびに気が重くなるという。なぜなら、中国のサービス業はどんどん質が向上しているのに、日本のサービスの質は低下していると感じるからだ。陳さんは最後に「子どもが将来日本で暮らしたとしても、われわれは結局外国人にすぎない。日本の悪い部分を少しずつわが子に教えなければと思う」と語った。(翻訳・編集/川尻)
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