Record China 2012年4月23日(月) 18時53分
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22日、中国で最も有名な女子高生ブロガー、重慶葦子こと盧葦さんが書いた「日本旅行記」が中国のネット上で注目を集めている。実際に見た日本は思ったより悪くなかったと語る重慶葦子だが、「売国奴」と罵る声も多く上がっている。
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2012年4月22日、中国で最も有名な女子高生ブロガー、重慶葦子(チョンチンウェイズ)こと盧葦(ルー・ウェイ)さんが書いた「日本旅行記」が中国のネット上で注目を集めている。実際に見た日本は思ったより悪くなかったと語る重慶葦子だが、「売国奴」と罵る声も多く上がっている。以下はその概要。
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成田空港に着いた時、そのあまりの立派さに自分がおのぼりさんになった気がした。でも、空港を出ると、こじんまりした家ばかりで豪華な高層ビルなど全くない。これが世界に名だたる東京なのか!古ぼけた建物に無秩序に伸びた電線。日進月歩のわが上海の足元にも及ばない。
オシャレな女性はたくさんいた。ディズニーランドでは制服やアニメの萌え系ファッションに身を包み、はつらつと歩いている女の子たちの姿をよく見かけた。その90%は髪を染め、99%はメイクをしていた。その輝くような笑顔は癒しのパワー全開。今の日本に彼女たちの存在がなかったら、寒々とした活気のない国になっていただろうなと思う。
ガイドのおばさんが日本の女性についてこう教えてくれた。多くは結婚後、専業主婦となり、夫に養ってもらう。夫たちは毎晩遅くまで飲み歩き、時には浮気をすることも。国語の先生が「『もののあはれ』こそが日本の代名詞だ」と教えてくれたことを思い出した。日本のドラマでも見たことがあるが、女性は結婚すると旦那さんや子どもに尽くすだけの毎日となる。
エプロン姿でひたすら掃除、洗濯、炊事。ここまで自分を犠牲にするなんて、想像できない。私が若いだけかもしれないが、理解不能な現象だ。それでも、彼女たちは「生活費さえ入れてくれればよい」らしい。あとは旦那さんが何をしようが目をつむるしかないそうだ。この話はとても強く印象に残った。日本女性は100%の弱者集団だ。なんて可哀そうなのだと思った。
日本の音楽市場は巨大で消費者の購買力も高いが、どうやら日本人の好みはAKB48のようなロリ系アイドルに偏っているようだ。草食系男子にはウケがよいのだろうが、私のクラスの女子は「どこがよいのか」と冷めている。K−POP旋風はすごい。それに比べ、C−POP(チャイニーズポップス)はまだあまり知られていないが、いつかワン・リーホン(王力宏)のような実力派アイドルが東方神起のように人気が出ればよいなと思う。
日本で見聞きしたたくさんのことを、帰国後にまとめて「女子高生の日本旅行記」として複数の大手掲示板に発表した。誤解のないように前置きにはこう書いた。「日本に行く前は、他の大多数の中国人と同じようなイメージしかもっていなかった。歴史教育も受けてきたし、南京大虐殺の映画も見せられた。小泉元首相の靖国参拝にもかなり反感を抱いていた。でも、今回の旅行を通じ、日本に対して新たな見方が生まれた」。
これが思いもよらぬ反響を呼んだ。肯定的にとらえてくれる人も少なくなかったが、それ以上に「日本を美化している」「頭がおかしい」「売国奴」などと罵る声の方が多かった。あまりの反響の大きさに人民日報(電子版)でも報道されたほどだ。旅行記を発表して2年になるが、いまだにたくさんの人が読んでくれている。先日は写真集を出してくれるという話まで頂いた。すごい達成感だ!(翻訳・編集/NN)
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