Record China 2012年4月23日(月) 19時38分
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9日、中国・江蘇省啓東市のある高校で行われた国旗掲揚式。3000人の在校生を前にスピーチを行った学生代表が、現在の教育制度を糾弾する異例の熱弁をふるった。その演説の全内容が、インターネット上で話題となっている。写真は中国の学校の国家掲揚式。
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2012年4月9日、中国・江蘇省啓東市のある高校で行われた国旗掲揚式。3000人の在校生を前に、学生代表としてスピーチを行った2年生の江成博(ジアン・チョンボー)くんは5分間にわたり、現在の教育制度を糾弾する異例の熱弁をふるった。これは、事前に教師に提出した原稿とは、まったく異なる内容のもの。成績も優秀で、社会活動などにも積極的な模範生だった江くんは、心のうちから溢れる真の思いを吐露し、一部の学生から熱烈な拍手を受けた。その演説の全内容が、インターネット上で話題となっている。以下はその全文。
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「最高の自分であれ」
皆さんおはようございます。本日、僕が国旗の下でお話しする内容は、「最高の自分であれ」というテーマです。
2009年、ある国際教育機関が21カ国の学生を対象に行った調査の結果があります。中国の学生は計算能力で世界首位なのですが、イマジネーションは世界最下位、創造力は同じく最下位から5番目とランク付けされました。意外にも、僕たちよりもまだ、4カ国の学生が創造力で劣るんですね。しかしこれが、僕たちが16年間の教育を受けた成果です。
皆さん、自分の夢を持っていますか?両親の理想ではないですよ、自分自身の夢です。おとなしく教室の机に座って、変質してしまった教育を受ける苦しみ。僕らは何のために苦しむのですか?いい大学に受かるため?1枚の卒業証書のため?それから?よい仕事を探すため?たくさんたくさん、お金を稼ぐため?それは、生活ではありません。ただの生存活動です。そして悲しいことに僕らの多くは、その青春を犠牲にしても、これらの世俗的なものすら手に入らない場合がほとんどです。
これは僕らの悲哀です。夢がないから、流される。夢がないから、ただ黙り、屈服し、心を麻痺させる。今こそ目覚めましょう。自分自身に問うのです。何が好きなのか。何がしたいのか。両親に強要されるのではなく、自分自身が何を求めているのか。
勉強がくだらないとは言っていません。そうではなくて、自分の夢のために学びましょうと言いたいのです。学びたいことを学ぶのです。だって僕らは人間です、機械ではありません。まして、僕らは学校の進学率を上げるための機械ではないです。とてもシンプルなことですが、これは多くの人が気づかないことです。
同学たちよ、無味乾燥な説教を聞くのはもうやめましょう。望みのない障壁に向き合うのも、低俗でくだらないことに命を費やすのもやめましょう。これらは、現代の病気じみた理想であり、むなしい夢です。美しい生活を送り、最高の自分を目指しましょう。僕は勇気を出して、今日、準備してきたスピーチ内容を変更しました。少しなりとも、皆さんに考えていただければと思います。ありがとうございます。(翻訳・編集/愛玉)
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