3年前に死亡事故起こした日本人男性、帰国阻止されようやく慰謝料支払う―広東省深セン市

Record China    2012年4月25日(水) 15時32分

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24日、中国広東省深セン市の高速道路で3年前、1人を死亡させる交通事故を起こした日本人男性が、被害者の遺族にようやく慰謝料を支払った。写真は北京の首都国際空港。

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2012年4月24日、中国広東省深セン市の高速道路で3年前、1人を死亡させる交通事故を起こした日本人男性が、被害者の遺族にようやく慰謝料を支払った。地元紙・羊城晩報が伝えた。

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事故が起きたのは、2009年1月9日。深セン南光高速道路で乗用車を運転していた日本人男性が、路上を酔って歩いていた被害者をはねてしまった。被害者はその場で死亡。男性はいったん現場から逃走したが、翌日警察に自首した。深セン市中級人民法院は男性に懲役3年と、遺族に慰謝料として41万9577元(約540万円)を支払う判決を下した。

だが、3年経っても慰謝料は支払われなかった。遺族から強制執行を求める申請書が提出されていたが、男性は服役中。中国国内には差し押さえられる財産もなかった。そして、今年1月、男性の刑期満了が近いた。裁判所は、男性が出所後、支払いをしないまま帰国してしまう恐れがあると判断し、出入国管理部門に男性の出国を差し止める決定を行った。

同21日、出所した男性は「いったん帰国して慰謝料を用意したい」と広東省珠海市とマカオ特別行政区の間にある拱北口岸出国審査場から日本に帰国しようとしたが、かなわなかった。裁判官は男性に中国国内で全額工面するよう指示。最終的に男性は三回に分割して支払ったという。(翻訳・編集/岡田)

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