「これが食事!?」大韓航空職員らが驚きの事実を暴露、韓国ネットも憤慨したその中身とは?

Record China    2018年6月5日(火) 20時50分

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4日、韓国・KBSによると、大韓航空の乗務員らが飛行中に提供される食事への不満を訴えた。写真は大韓航空機。

2018年6月4日、韓国・KBSによると、大韓航空の乗務員らが飛行中に提供される食事への不満を訴えた。

記事は、大韓航空の乗務員らが最近、国会国土交通委員会所属のイ・ハクジェ委員室に提出した写真を6枚紹介している。最初の写真には4月末に同社の中国・大連行きの航空機で、機長や副機長を含む全乗務員に提供された食事が写っている。内容はプルコギバーガー1個とセウカン(韓国版かっぱえびせん)1袋。これについて、記事は「バーガーの中身はスカスカで、肉も生焼け状態。安いコンビニ弁当よりも質が悪い」と説明し、「これは飛行運用規範に違反する」と指摘している。

記事によると、飛行運用規範は飛行中の乗務員に対し、安全と食中毒の可能性を考慮してそれぞれ違うメニューの食事を取ること、会社が機内食として認可したもの以外は取らないこと、機内食でも変質している、または変質する可能性のあるものは取らないことなどを義務付けている。これに関し、大韓航空は「写真の食事は乗客に提供されたもののようだ」とし、「もし乗務員らに提供されたのなら、まずはその経緯を確認しなければならない。そのため、現時点では規範違反の有無は確認できない」と述べたという。

2枚目以降の写真にはそれぞれ別の日の食事が写っており、内容はご飯、漬物、のり、スープ、果物など。記事は「相変わらずお粗末な食事」とし、「写真の食事の共通点は、全て大韓航空の済州路線の客室乗務員に提供されたものであること」と説明している。食事は全て「済州KALホテル」から納品されたものというが、同ホテルは14年12月にいわゆる「ナッツリターン事件」を起こしたチョ・ヒョナ元大韓航空副社長が、今年の4月から社長として一時復帰していた。

記事は「ホテルで作られた食事とは思えないほどレベルが低い」と主張。さらに同食事の価格は約1万5000ウォン(約1500円)だそうで、乗務員らからは「内部取引を通じて(大韓航空もKALホテルも韓進グループの系列社)、不正に数千ウォンの価値もない食事の納品を受けたのではないか」との疑惑が出ているという。

この疑惑をめぐり、イ・ハクジェ委員室は大韓航空に契約期間や納品単価などの資料の提出を求めたが、「他社との取引契約に関する資料は提供できない」との回答を受けたという。イ委員は「ナッツリターン事件以降、大韓航空が国土交通部の公務員らに座席のアップグレードなどのサービスを提供していた事実が明らかとなり問題となったが、それにも関わらず国土交通部が介入に消極的なのは、監督機関としての権限を放棄したことと同じ」と指摘した。

同部は18日、「ナッツリターン」をめぐり、チョ・ヒョナ元副社長に行政処分を出していた。150万ウォン(約15万円)の過料を決定するのに3年6カ月を要したとのこと。

写真を見た韓国のネットユーザーからも「北朝鮮の食堂?」「ハンバーガーの上に雑巾が乗っているのかと思った」「食事にスナック菓子?」など驚きの声が上がっている。

また大韓航空に対し「することが度を越えている」「職員たちがパワハラ抗議デモをしているから、その仕返しなのだろう」「大企業が職員にそんな待遇を?深刻だ。高いチケット代はどこへ?」などと批判する声も。

その他「積極的に解決しようとしない国土交通部が問題」「国土交通部に処罰を!」と主張する声や、「国民が利用しないこと。それしか解決策はない」「まだ大韓航空に乗っているの?。消費者が変わらなければ、大韓航空は絶対に変わらない」と不買運動を呼び掛ける声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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