絶滅したはずの華南トラ、写真ねつ造の農民が出所…「またトラを探すだろう」―陝西省

Record China    2012年4月28日(土) 10時35分

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27日、「絶滅したはずの華南トラを見た」としてねつ造写真を発表し、世間を騒がせた中国・陝西省の農民が、刑期を終えてこの日、出所した。

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2012年4月27日、「絶滅したはずの華南トラを見た」としてねつ造写真を発表し、世間を騒がせた中国・陝西省の農民が、刑期を終えてこの日、出所した。シンガポール紙・聯合早報の報道。

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2007年10月、中国内陸部・陝西省の林業庁は「農民の周正龍(ジョウ・ジョンロン)さんが、絶滅したと思われていた野生の華南トラの写真撮影に成功した」と発表。賞金2万元(約26万円)を授与し、写真を公開したが、間もなくねつ造疑惑が噴出した。結果、写真はニセモノと発覚。翌年11月、周の行為は金銭目的の詐欺罪にあたるとして懲役2年6カ月・執行猶予3年の判決が下されることに。また、「検証もなしに写真を認定した」として官僚13人の処分が発表された。

地元紙・華西都市報によると、周正龍の妻・羅大翠(ルオ・ダーツイ)さんが取材に応じ、「彼は再び華南トラを探すでしょう」と発言。「結婚して30年、彼の性格はよくわかっています。おそらくこれからもトラを探すだろうと思いますが、彼のしたいようにすればいいと思います」と、まるで周自身によるねつ造を本人がまだ認めていないかのような口ぶりだった。(翻訳・編集/愛玉)

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