人権活動家・陳光誠氏が軟禁先から脱出、米大使館保護か=温首相あてのビデオメッセージを公開―中国

Record China    2012年4月28日(土) 14時1分

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27日、人権活動家・陳光誠氏が軟禁されていた自宅から脱出したことが明らかになった。陳氏は温家宝首相あてのビデオメッセージを公開、暴力を振るった監視者らを取り締まるよう求めている。写真は米国大使館。

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2012年4月27日、人権活動家・陳光誠(チェン・グアンチョン)氏が軟禁されていた自宅から脱出したことが明らかになった。ドイチェ・ヴェレ中国語版が伝えた。

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陳氏は著名な人権活動家。幼少時に病気で失明したが、法律を学び農民や障害者の権利擁護活動に従事。「裸足の弁護士」と呼ばれている。2006年、「故意の財産破壊及び交通を攪乱した罪」で懲役4年3カ月の刑を受けた。山東省臨[シ斤]市の強制妊娠中絶の実態を公表し当局の不興を買ったことが原因と伝えられている。刑期満了後も自宅軟禁が続いていた。

陳氏は22日、監視の目を盗み脱出。すでに安全な場所に避難したという。一部メディアは北京の米国大使館に避難したと報じているが、米国務省のヌーランド報道官は記者会見でノーコメントを貫いた。

27日、陳氏はYouTube温家宝(ウェン・ジアバオ)首相あてのビデオメッセージを公開。軟禁中に現地共産党幹部、警察が陳氏自宅に踏み込み暴力を振るった問題について、法に基づき犯人を厳しく罰すること、そして現在安否が気遣われている家族の安全を守ること、また監視者たちの横領、権力乱用について触れ、法に基づき腐敗を取り締まるよう求めている。(翻訳・編集/KT)

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